開発秘話.2 「火入れ」の壁

まさか、ティラミスの特徴であるマスカルポーネの乳臭さ、エスプレッソの苦味、そして砂糖の甘さなどの「バランス」が最初の壁になるとは思いませんでした。

火入れをすることで、乳臭さが弱まり、甘さを控えめにするために考えていた砂糖のバランスもいまいちでぼんやりしたものに。それに加えて、火入をしても変わらないエスプレッソの苦味が加わり私が「一番おいしいスイーツと思っているティラミス」とは遠いものとなってしまいました。

「火入れ」の壁は大きい。

風味豊かな素材を掛け合わせる事によって生まれる、奥行きや複雑味が消えてしまっている。

この絶妙なバランスを表現するために次の課題は・ティラミスの特徴であるチーズの乳臭さを引き出す・甘さの奥行き・エスプレッソも加えた複雑味・少量でも満足していただけるように、濃厚であることこの4点をポイントととして、第二回目「ヌオーヴォティラミス」試食会に臨みました。

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※東京・神楽坂、トラディショナルイタリアンの各店舗にて、Gioiaのヌオーヴォティラミスをお召し上がりいただけます。また「NODO」では、店頭限定販売パッケージをはじめ、ギフトやご自宅用にお持ち帰りいただけるご用意があります。下記のお電話にてお問い合わせください。

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